1.計測アプリ「Sprint Timer」の精度について
アプリ製作者のSten Kaiser氏に確認したところ、iphone5s以降で±0.01秒以内とのことでした。Sten Kaiser氏の検証記事はこちらになります。
また、Sten氏が検証を行った動画は下記になります。
2.弊社の長いケーブルを使うことによる遅延について
ケーブルの中を流れる電気信号が伝わる速さは光の速度と同じため、ほぼタイムに影響はありません。
以上のことから、TTMasterはタイム計測の専門機器に迫る精度での計測が可能です。
3.光電管や赤外線と比べた場合の正確性
写真判定による計測方式は、日本選手権やオリンピックなどでも使用される、現代において最も正確な計測方式です。これは光電管や赤外線などのセンサー計測と比べても優位性があります。
なぜかというと、陸上のゴール判定がトルソー(胴体)がフィニッシュしたタイムと規定で決まっているためです。
上記のゴール写真を見てわかる通り、一番最初にフィニッシュラインを通過しているのは赤枠の選手の腕です。しかし、陸上競技の規定ではトルソー(胴体)が通過した時間を正式タイムとするため、腕ではなく首下のところにある線が正式タイムとなります。この判定は人間の目で行われています。
しかし、光電管や赤外線などのセンサーは、腕であっても反応してタイムとして拾ってしまいます。よく大会で速報タイムと正式タイムがズレてしまうのはこのためです。