手動スタートについて

TTMasterはゴール地点のiphoneを操作して計測します。そのため、スタート時に任意のタイミングで号砲を鳴らすことが基本的にはできません。しかし、レースでは選手が完全に準備できてからセットコールをかける必要があるので、その対策方法をご紹介します。

主に以下の対策があります
・セルフスタートモードで、オンユアマークスとセットの間隔を長くする
・スタート地点にスターター担当者を配置し、その方と連携して計測する
・スターターボタンと対応ケーブルを購入する

1.オンユアマークスとセットの間隔を長くする

これは一番シンプルな解決法です。TTMasterの推奨設定は「オンユアマークス」「セット」「号砲」が自動で流れるセルフスタートモードなのですが、そのコールの間隔は自由に設定できます。そのため、オンユアマークス~(20秒)~セットのように長めの間隔を取ることで、選手の準備時間を十分に確保することができます。

2.スタート地点に担当者を配置する

1.の対策では、準備時間は長くできるものの、タイミングを任意にすることはできません。その解決法として、スタート地点に担当者を配置する方法があります。まずは事前にセルフスタートモードで、読み上げを「オンユアマークス」を抜いて「セット」から読み上げる設定にします。

次に、スターターが「オンユアマークス」をコールして、選手の準備が整ったタイミングでフラッグを挙げて、その旨をゴール地点に伝えます。ゴール地点の担当者はそれを確認してアプリを操作すると、「セット」→「号砲」と自動でコールが流れます。できればスターターとゴール担当者はトランシーバーでコミュニケーションが取れると理想です。

この手順で運用をすることで、スタートのタイミングを疑似的にスターターが管理できるようになります。

3.スターターボタンと対応ケーブルを購入する